ワンオペで初めてうんちのおむつ替えをしたとき、正直かなり不安だった。「これで合ってるのか」「肌に傷でもつけたらどうしよう」と、手が止まりそうになった。
退院前、妻の入院中は時間を持て余していた。にもかかわらず、なんとなくでしか予習していなかった。結果、最初の数日はかなり手探りになった。振り返って言えるのは、入院中の暇な時間こそ、一番の予習チャンスだったということだ。
世の中の情報にある「隙間」
新生児のお世話については、YouTubeにもたくさんの解説動画がある。1日のルーティンを紹介するものは多い。ただ、「具体的に何ができれば最低限お世話ができるのか」を、退院前の目線で線引きしてくれるものは少なかったという印象がある。
そこで、実際にやってみて「これは退院前に練習しておくべきだった」と感じたものを整理する。
最低限の動作スキル
- 抱っこの仕方:新生児のうちは横抱きだけで十分。無理に縦抱きも覚えようとしなくていい
- 沐浴の仕方:一般的には1ヶ月健診のタイミングで「一緒にお風呂に入ってOK」と言われることが多いようだ。ただ、うちは4ヶ月を過ぎた今もまだ沐浴のまま。焦って一緒に入れる必要はなく、ペースは家庭によってかなり違って良いのだと思う
- ミルクのあげかた:やり方自体は動画を見た方が早い。ただ、以下の3点は実際にやってみて初めて分かったコツ
- おむつの交換の仕方:うんちの時の拭き方まで含めて、これは実際にやってみないと感覚がつかめない部分
見落としがちな2つ
げっぷのさせ方は、ミルクとセットで必要なのに、独立したスキルとして意識されにくい。吐き戻し・むせの不安に直結するので、動作4つと並べて覚えておいた方がいい。やり方は、首を後ろから支えながら縦に起こし、首の前に手をU字にして迎えるように支えるのがコツだ。
泣き方・体調不良のサインの見分け方は、そもそも手順ではなく経験による判断力なので、退院前の予習だけで完全に身につくものではない。分からなくて当然、という前提で、迷ったときの判断フローを1つ持っておくと安心材料になる。
たとえば夜中に新生児が「うーん」と唸るのも最初は焦るが、多くは正常な範囲だった(唸り声で飛び起きた夜の話)。
⑤まで来ても分からないのが普通。判断に迷ったら我慢せず、病院や相談窓口に頼っていい。
助産師さんへの相談について
「分からなければ、助産師さんに教わった妻に聞けばいい」と最初は思っていた。ただ、これは期待通りにいかないこともある。うちの場合、妻に聞いたら「私だって手探りでやってるんだから、ちゃんと自分で調べて」と返された。妻も新米だということを、予習の段階で前提に入れておいた方がいい。
環境面の落とし穴:お迎えしてどこに寝かせるか問題
退院前は「夜は寝室のベビーベッド、昼はリビングで布団に寝かせて見守る」くらいのイメージだった。だが実際は、新生児のうちは寝ている時間がほとんどなので、結局ベビーベッドに寝かせっぱなしになる。
すると今度は、寝室にベビーベッドがあるとリビングにいる間ずっと様子を見られない、という問題が出てくる。結局、ベビーベッドごとリビングに移動させることになった。
さらにここから派生する問題があった。夜間のワンオペ担当は必然的にリビングにいることになるので、仮眠を取るスペースがリビング側にも必要になる。うちはソファーがその役目を担った。
安全な寝かせ方についても触れておきたい。マットレスは硬めのものを使い、窒息のリスクを避けるため毛布などは掛けない、というのが基本だ。
振り返っての教訓:出産前に完璧にイメージしきるのは難しい。ただ、次のことは念頭に置いて準備しておくと良い。
- 新生児期は基本的にリビング中心の生活になる前提で、ベッド・寝具はリビング側にも用意しておく
- 夜間ワンオペ担当が仮眠を取れるスペース(ソファ等)をリビングに確保しておく
- 休む方は寝室で休み、泣き声があまり気にならないよう配慮する
- 寝かせる場所は、マットレスのみ・毛布なしを基本にする
ここで覚えた個別のスキルが、実際に1日の中でどう繋がっていくかは、新生児のお世話、1日の流れにまとめている。
総合判定
合格。ただし予習不足は否めない。
指摘事項とまでは言わないが、次があるなら「入院中の暇な時間」をもっと本気で予習に使う。それだけで最初の数日の消耗度がかなり変わるはずだ。
