ニューボーンフォトを撮るかどうか、どこに頼むか。これは出産前、つまり赤ちゃんがまだ生まれてもいない時期に決めなければならない、数少ない準備の一つだ。右も左もわからない状態で選ぶことになるので、迷っている人も多いと思う。うちの場合は出張撮影(自宅にカメラマンが来てくれるスタイル)を選び、しかも本業が助産師のカメラマンにお願いした。結論から言うと、これが大正解だった。写真だけでなく、想定していなかった副産物まで手に入ったからだ。
ニューボーンフォトの依頼先、実は4種類ある
調べてみると、ニューボーンフォトの依頼先は大きく4つに分かれる。
| 出張撮影(自宅にカメラマンが来る) | フォトスタジオに来店 | 産院・病院提携の院内撮影 | レンタル小物でセルフ撮影 | |
|---|---|---|---|---|
| 費用相場 | 2万〜12万円程度(2〜3万円台が最多) | 2.5万〜15万円程度 | 産院のプラン次第 | 1万〜3万円程度 |
| 予約タイミング | 妊娠28〜32週頃に仮予約 | 出産前からの計画的予約が必須 | 産院経由で入院時に申込 | 妊娠28週頃から予約推奨 |
| メリット | 移動不要、慣れた自宅、家族も参加しやすい | 設備・小物が最も豊富、仕上がりが華やか | 準備・外出が一切不要 | とにかく安い、何度でも撮り直せる |
| デメリット | 自宅の片付けが必要、自然光なので天候に左右される | 産後すぐの移動負担が大きい | カメラマンや衣装を選べない | 撮影・安全管理が自己責任 |
うちが出張撮影を選んだ理由はシンプルだ。自宅を片付ける手間はたしかにあるが、生後2週間の赤ちゃんと産後間もない母親を連れて外出するハードルの高さに比べれば、大したデメリットではないと思う。しかもこの判断は出産前にしなければならない。生まれてからの状況なんて誰にもわからないのだから、悪いことは言わない、ニューボーンフォトを撮るなら家に招くのが一番だ。
なお、撮影に適した時期は「生後5〜14日」あたりが目安とされている。体温調整や血糖値が安定していて、よく眠ってくれる時期だからだそうだ。うちはちょうど生後14日目にお願いした。
助産師さんに頼んだ理由
出張撮影と決めたあと、次はカメラマン選びだ。うちは妻がInstagramで「ニューボーンフォト」と地域名(○○市、○○県など)を組み合わせて検索し、出てきた候補の中から、本業が助産師のカメラマンを選んだ。
決め手は2つ。一つは、赤ちゃんの扱いに慣れているという安心感。もう一つは価格で、28,000円と手頃だった。
調べる過程で気になったのが、おくるみを無理やりきつく巻いて固定し、ポーズを撮りやすくするカメラマンがいるという注意点だ。首がすわっていない新生児に負担のかかる無理なポーズを取らせるのはリスクがあるとされていて、これは複数の情報源でも共通して指摘されていた。カメラマンを選ぶ際は、価格や作風だけでなく、こうした安全面への配慮があるかどうかも見ておいたほうがいいと思う。
撮影当日:小道具も衣装もすべて用意されていた
撮影当日、おくるみや衣装、背景に使う小物は全てカメラマン側が持参してくれた。こちらで準備するものはほとんどなく、身支度と部屋の片付け程度で済んだ。
想定外の副産物:あやし方まで学べた
ここが一番書きたかった部分だ。ニューボーンフォトの撮影は、基本的に赤ちゃんが寝ている間にしかできない。つまり、撮影を始めるにはまず赤ちゃんを寝かしつける必要がある。うちに来てくれたカメラマンは助産師でもあったので、この寝かしつけ自体をやってくれた。
当時の自分たちには、あやし方のお手本がまったくなかった。目の前でプロが実演してくれたことで、これがそのまま勉強になった。
- 膝を立てて座り、太ももの上に赤ちゃんを乗せてあやす方法:両膝を立てて座った状態で、太ももの上に赤ちゃんを仰向けに乗せ、軽く揺らしながら寝かしつける

- 抱っこでの寝かしつけは、根気強く続ける:抱っこであやす場合、15分程度は抱き続けるくらいの根気が必要だということも、実際に見て初めて実感した
写真だけでなく、こうした「その場でしか学べない実演」までついてきたのは、助産師さんに頼んだからこその副産物だったと思う。
データ納品について
撮影後、メールで届いた指定のURLから、データをダウンロードする形で受け取った。枚数は約50枚。正直、期待以上のボリュームで大満足だった。
後輩パパへ
- 出張撮影一択で考えていい:片付けの手間はあるが、産後間もない外出の負担に比べれば軽い。予約は妊娠中に決める必要があるので、早めに動いておく
- カメラマンは助産師・看護師など医療資格を持つ人を探す価値がある:安全面の安心感に加え、撮影の合間にあやし方を学べる可能性がある
- おくるみを無理にきつく巻くようなカメラマンは避ける:安全に配慮した撮影かどうか、事前に確認しておきたい
- 予約は妊娠28〜32週頃が目安:出産予定日をもとに仮予約し、生まれてから正式な撮影日を決めるのが一般的な流れ
総合判定
合格。 出張撮影は写真そのものの満足度に加えて、育児のノウハウまで得られる可能性がある。特に医療資格を持つカメラマンを選べば、その副産物は大きい。