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哺乳瓶の乳首、いつS→Mにする?|ピジョンの目安と、我が家が1ヶ月半遅れた理由

INDEX — 目次
  1. 結論:量と授乳時間が「目安どおり」でも、毎回途中で嫌がるなら替えていい
  2. 「満腹のサインだ」と思って、根気よく飲ませ続けていた
  3. ピジョン母乳実感の乳首、サイズと月齢の早見表
  4. サイズアップのサイン|公式のリストと、我が家が見落としたもの
  5. 我が家の授乳量の推移と、乳首を替えたタイミングを重ねてみる
  6. Mに替えてどうなったか|5分で完飲、でも「速すぎ」ではなかった
  7. まとめ:迷ったら「目安の月齢を過ぎているか」+「毎回嫌がるか」で決める
  8. 総合判定

本記事は広告を含みます。実際に使用した上での正直な感想をもとに、商品を紹介しています。文章の構成には生成AIの力も借りています。

哺乳瓶での授乳中、「飲むのに時間がかかる」「途中で乳首を舌で押し出す」「怒る・のけぞる」——こんな様子が毎回続いていないだろうか。それは「遊び飲み」でも「満腹」でもなく、乳首のサイズが合っていないサインかもしれない。

ピジョンは公式に、飲み終わりに時間がかかる・機嫌が悪くなる・乳首がつぶれる、をサイズアップの目安として挙げている。我が家はミルク寄りの混合で娘を育て、毎回の授乳量をぴよログに記録してきた。品質管理の仕事柄、記録と目安を突き合わせて判断する癖がある。

この記事では、ピジョン母乳実感のサイズ早見表、サイズアップのサイン、そして我が家がSからMへの切り替えを目安より1ヶ月半遅らせた理由を、授乳量の推移と一緒に検証する。読めば、自分の子が「まだS」なのか「もうM」なのか、根拠を持って判断できるはずだ。

先に結論を言う。1回量や授乳時間が目安どおりでも、毎回途中で嫌がるなら替えていい。乳首は2個入りで2,000円弱、合わなければ戻せる。迷い続けるほうがコストが高い。

結論:量と授乳時間が「目安どおり」でも、毎回途中で嫌がるなら替えていい

替えどきは、「パッケージの目安月齢を過ぎている」かつ「授乳のたびに嫌がる」の両方が揃ったときだ。1回に飲む量や授乳時間が目安の範囲内でも、これに当てはまるなら一度サイズを上げて試していい。

我が家は娘の哺乳瓶の乳首を、生後4ヶ月半ごろにSサイズからMサイズへ替えた。ピジョン母乳実感のMサイズの目安は「3ヶ月頃〜」なので、1ヶ月半ほど遅れたことになる。

遅らせた理由ははっきりしている。1回に飲む量も、飲みきるまでの時間も、ピジョンが公式に示すSサイズの目安の範囲に収まっていたからだ。数字だけ見ると「まだSで問題ない」と判断できてしまった。

見落としていたのは、授乳の途中で娘が乳首を舌で押し出し、機嫌が悪くなるという様子だった。これを「お腹がいっぱいなのだろう」と解釈し、「どうせ後でお腹が空くから」と根気よく飲ませ続けていた。

Mに替えた初回、娘は160mlを5分で飲みきった。授乳の途中で舌で押し出す動作は、そこから完全になくなった。量と時間が目安どおりでも、毎回途中で嫌がるサインが続くなら、サイズを上げて一度試す価値がある。

「満腹のサインだ」と思って、根気よく飲ませ続けていた

娘は新生児期からミルク寄りの混合で、生後2ヶ月ごろからは大半がミルクになった。授乳は妻と交代で担当し、毎回の量と時間をぴよログに記録していた。

気になっていたのは、授乳の後半になると娘が乳首を舌でベーッと押し出す動きだ。口の端からミルクをあふれさせ、顔をしかめて嫌がるそぶりを見せることもあった。

この様子を見て、頭の片隅では「乳首を嫌がる=機嫌が悪くなる、はピジョンが挙げるサイズアップのサインだったはず」と思った。だが「満腹で嫌がっているだけでは」という解釈のほうが勝った。

いま振り返ると矛盾しているのだが、「満腹かもしれない」と思う一方で、飲みきるまでの時間はピジョンのSサイズの目安どおりだった。さらに、生後4ヶ月の完全ミルクの目安は1日1,000mlほどとされ、娘はそれを下回る800ml前後だった。だから「総量が目安に届いていないのだから、目の前の1回は飲ませきるのが正しい」と考えていた。少し休ませてはまた口に含ませ、最後まで飲ませることが多かった。このやり方を1ヶ月半ほど続けた。

ピジョン母乳実感の乳首、サイズと月齢の早見表

まず一般的な目安を整理する。国内でいちばん使われているピジョン「母乳実感」の乳首は、SS・S・M・L・LL・3Lの6サイズで、吸い穴の形と対象月齢が決まっている。

サイズ月齢の目安吸い穴の形1回の授乳時間の目安
SS新生児 0ヶ月〜丸穴50mlで約10分/100mlで約20分
S1〜2ヶ月頃〜丸穴100mlで約10分/150mlで約15分
M3〜5ヶ月頃Y字形150mlで約10分/200mlで約15分
L6〜8ヶ月頃Y字形200mlで約10分
LL9〜12ヶ月頃Y字形200mlで約5分
3L15ヶ月頃〜Y字形離乳完了期向け

出典:ピジョンインフォ/ピジョン公式Q&A。

ここで重要なのは、SSとSは「丸穴」、M以上は「Y字形」で穴の構造そのものが変わる点だ。Y字形は、赤ちゃんが吸ってお口の中で乳首がつぶれたときだけカットが開く。飲む量を自分で加減できる月齢向けの仕組みになっている。

ピジョン母乳実感の乳首、SサイズとMサイズを並べて比較した写真
母乳実感のSサイズとMサイズの乳首。並べても見た目にはほとんど差がなく、違うのは先端の吸い穴だけだ。

ピジョンも「パッケージの月齢はあくまで目安で、個人差がある」と明記している。だからこそ、月齢だけでなく赤ちゃんの様子で判断する必要がある。

サイズアップのサイン|公式のリストと、我が家が見落としたもの

ピジョンが公式に挙げているサイズアップの目安は次のとおりだ。

  • 通気ができているのに、飲み終わるまでに時間がかかるようになった
  • 乳首がつぶれがちになった
  • 飲むのに時間がかかって飲みきらない、機嫌が悪くなる
  • 途中で疲れて寝てしまう
  • ひとつの乳首を2ヶ月以上ずっと使っている

我が家が引っかかっていたのは「機嫌が悪くなる」だ。ただ、娘は「飲みきらない」わけではなく、時間内に飲みきってはいた。だから半分だけ当てはまる状態で、判断を先延ばしにしてしまった。

もう一つ、公式のリストには載っていないが、助産師・医師監修の記事では「乳首の流量が遅すぎると、赤ちゃんは吸っても出ないことに怒り、舌で押し出したり噛んだりする」と説明されている。娘の「舌で押し出す」は、満腹ではなくこちらだった可能性が高い。

「遊び飲み」との見分けも押さえておきたい。遊び飲みは機嫌よく、あたりを見回したり乳首をもてあそんだりしながらの中断で、飲む意欲そのものはある。一方、サイズが合っていないときは「飲みたいのに出ない(または出すぎる)」ことへの不満なので、怒る・のけぞる・舌で押し返す、という反応になりやすい。娘は明らかに後者だった。

逆に、サイズが大きすぎるサインは「5分もかからず飲みきる」「頻繁にむせる」「口の端からたくさんこぼれる」だ。替えたあとは、この逆側も確認する必要がある(後述)。

我が家の授乳量の推移と、乳首を替えたタイミングを重ねてみる

ぴよログの記録から、月齢ごとの授乳量と使っていた乳首を並べるとこうなる。

月齢1日のミルク量1回あたり(概算)娘の体重使っていた乳首
生後0ヶ月約540ml(母乳と混合)-約3.0kg(出生時)SS
生後1ヶ月約870ml約120ml約4.0kgS(この時期に移行)
生後2ヶ月約910ml約135ml約5.5kgS
生後3ヶ月約810ml約150ml約6.5kgS
生後4ヶ月約790ml約160ml約6.6kgS →(生後4ヶ月半)M

※SS→Sの正確な切り替え日は記録が残っておらず、1回の量が120ml前後に増えた生後1ヶ月ごろ、と振り返って推定している。 ※体重は生後4ヶ月の小児科計測(約6.6kg)の値。乳首を替えた生後4ヶ月半ごろは、自宅の体重計(親が抱いて測り差し引く簡易計測)で7kg前後だった。 ※生後4〜5ヶ月ごろの女の子の体重は、乳幼児身体発育調査で中央値がおよそ6.4〜6.7kg、標準的な範囲(3〜97パーセンタイル)でおよそ5.4〜8.2kg。娘はその範囲の真ん中からやや上あたりをたどっていた。

この表を見ると、生後3ヶ月の時点で1回あたり約150ml、飲みきるまで15分前後だった。これはピジョンのSサイズの目安「150mlで約15分」とほぼ一致する。数字上は「Sで順調」に見えていた。

表のとおり、娘は身長は低めだが、体重は標準的なペースで増えていた。増え方が緩やかになった時期も、発育曲線の真ん中からやや上をたどっていたので不安を感じなかった。この「体重は足りている」という安心も、サイズアップを見送らせた一因だったと思う。

なお、先ほど「1日のミルク量が目安の1,000mlに届いていない」と書いたが、粉ミルクメーカーの数値はあくまで目安だ。体重が順調に増えていれば目安を下回っても心配ない、というのが専門家の共通見解で、娘の体重は順調だった。つまり総量の不安そのものが、実はそれほど大きくなかった。

結局、Sを使い続けたのは生後1ヶ月ごろから生後4ヶ月半までの約3ヶ月半。Mの目安「3ヶ月頃〜」を1ヶ月半過ぎていた。

Mに替えてどうなったか|5分で完飲、でも「速すぎ」ではなかった

生後4ヶ月半ごろ、乳首をMサイズに替えた。最初の授乳で、娘は160mlを5分で飲みきった。それまで15分かけていたことを考えると、大きな変化だった。

いちばん変わったのは、授乳の途中で舌で押し出す動作が完全になくなったことだ。口の端からミルクをあふれさせて嫌がるそぶりも、ほぼ見なくなった。むせることも、Sのときより減っている(回数を数えていたわけではないが、日々の授乳での実感として)。

ここで気になるのが「5分は速すぎないか」という点だ。ピジョンは、授乳時間が短くても「口の端からミルクがもれる」「頻繁にむせる」がなく、機嫌よく飲めていれば心配いらない、としている。逆にモレやむせが目立つ場合は前のサイズ(S)に戻すよう案内している。

娘の場合、モレとむせはS時代より減っている。この記事を書いている時点でMに替えてから2週間ほど経つが、むせやモレが増える様子はなく、毎回機嫌よく飲めている。この2週間を見るかぎり、Mで問題ないと判断している。仮に今後むせやモレが増えても、乳首は2個入りで2,000円弱、前のサイズに戻すのも一瞬だ。

まとめ:迷ったら「目安の月齢を過ぎているか」+「毎回嫌がるか」で決める

我が家の失敗を一言でまとめると、「1回量」と「授乳時間」という測りやすい数字だけを見て、「途中で嫌がる」という測りにくいサインを軽く見た、ということだ。

サイズアップで迷ったときは、次の2つで判断するとよい。

  1. パッケージの目安の月齢(母乳実感ならM=3ヶ月頃〜)を過ぎているか
  2. 授乳の途中で毎回、舌で押し出す・怒る・のけぞるなど嫌がるサインが出るか

この両方が当てはまるなら、1サイズ上げて1回だけ試してみる。合わなければ戻せばいい。判断した日にすぐ試せるよう、予備として1サイズ上の乳首を常に1つ用意しておくとよい。

あわせて知っておきたいのが、乳首は消耗品だという点だ。ピジョンは「使用回数に関わらず、使い始めから2ヶ月をめどに新品へ交換する」ことを勧めている。根拠は、シリコーンゴムが引き裂きに弱く、先端が薄いため使用回数が少なくても裂けが出ること。とくにMサイズ以降のY字形は3方向に切れ込みがあり、丸穴より裂けやすい。裂けたまま使うと、ちぎれた破片の誤飲事故につながる。

交換をスムーズにするコツが「いま使っているのと同じサイズの乳首をもう1個買い足し、2個を交互に使う」ことだ。サイズ違いを1個ずつ使うのではなく、同じサイズを2個そろえて、今日はこっち・明日はこっち、と日替わりで回す。赤ちゃんは特定の1個に慣れきると、新品やサイズ違いの乳首を嫌がることがあるが、ふだんから2個を回していれば「特定の個体」に慣れないので、交換やサイズアップのときに受け入れてもらいやすい。1個だけだと、破れたときに代わりがなくて困るという実利もある。

哺乳瓶そのものの選び方(ガラスと樹脂の違い)については、哺乳瓶はガラスと樹脂どっち?我が家がプラスチックを選んだ理由にまとめている。あわせて読んでほしい。

哺乳びん本体のサイズ選び(外出用のミルクバッグを使うかどうかも関わってくる)については、帰省で本当に役立った赤ちゃんの持ち物にまとめている。こちらもあわせて読んでほしい。

リンク先はピジョン公式ショップ。SS〜LLのサイズを選べるので、今すぐ買わなくても、必要なサイズの確認だけでも。

総合判定

 

合格PASS

生後4ヶ月半でのS→Mサイズアップは「合格」。もっと早く替えてもよかったという反省はあるが、替えたことで授乳中の娘のストレスは明らかに減った。数字が目安内でも、赤ちゃんが毎回嫌がるなら、それが替えどきだ。