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Galaxy Watchは便利だが、快適に使うには結局Galaxyのスマホが必要になる。というわけで、今からGalaxyに乗り換えるならどれを買うべきか、iPhoneとガチで比較しながら考えてみた。

本命はGalaxy S26。ただしiPhone 17 Proと比べるのがフェア
Galaxyは無印モデルでも上位モデル(+やUltra)と同じ処理性能のチップを積む方針を取っている。一方iPhoneは無印に型落ちのチップを積み、最新チップはProモデル専用にする方針だ。つまり「処理性能で同格」を求めるなら、Galaxy S26(無印)と比べるべきはiPhone 17 Proになる。
新品価格(256GB・税込)はGalaxy S26が136,400円、iPhone 17 Proが179,800円。43,400円の差がある。処理性能はGeekbenchのシングルコアこそほぼ互角だが、マルチコア・Antutu総合スコアではGalaxy S26が大きく上回った。重量もGalaxy S26が167gに対しiPhone 17 Proは206g、39g軽い。
ちなみにこの43,400円、実売価格で見るとGalaxy Watch8(40mm、実売48,970円)にあと一歩で手が届く金額でもある(Classicの77,570円にはまだ足りない)。そう考えると気分的には浮いた分でウォッチが買えるようなものだ。
ただし正直に書いておくと、Galaxyが勝っていない項目もある。充電速度は逆にiPhone 17 Proの方が速い(有線40W対応、Galaxy S26は25W)。カメラも今回iPhone 17 Proが広角・超広角・望遠すべて48MPに統一してきていて、スペック上は数値が高い。「処理性能とコスパはGalaxy、充電とカメラのスペックはiPhone」というのが正直なところだ。
予算を抑えるなら中古のGalaxy S24という手も
新品にこだわらないなら中古のGalaxy S24も選択肢に入る。ただしこれも正直に書いておきたいことがある。中古のGalaxy S24とiPhone15(無印)を同じ中古グレード・同じ容量で比べると、価格差はほぼゼロだった。「Galaxyの中古は圧倒的に安い」というのは、Pro系のiPhoneと比べていたから見えていた差で、無印同士だと実はそんなに変わらない。
それでも中古でGalaxy S24を選ぶ意味はある。無印モデルなのに望遠レンズを搭載しているからだ。iPhone15(無印)は広角・超広角の2眼のみで望遠がない。処理性能もマルチコア・Antutu総合はGalaxy S24が上(シングルコアはiPhone優位)。「無印なのに望遠付き」という一点に価値を感じるなら、中古のS24は悪くない選択肢だ。
それでもiPhoneを手放したくない人へ:Apple Watch SE3
正直に言うと、ここまで読んで「じゃあGalaxy Watchじゃなくていいや」と思う人もいるはずだ。iPhoneのままスマートウォッチだけ揃えたいなら、Apple Watch SE3は入門機として評判が良い。育児記録アプリ「ぴよログ」は2021年からApple Watch対応済みで、文字盤から最終記録を確認できる。SwitchBotも同様にApple Watchアプリがあり、iPhoneの「ショートカット」アプリでSwitchBotの操作をショートカット化しておけば、Apple WatchのSiriに話しかけて家電を操作することもできる。ここまでできるなら、無理にGalaxyに乗り換える必要はないという人も多いと思う。
ちなみにデザインの好みで言うと、Apple Watchのあの角ばったフォルムはもはや「これはApple Watch」とひと目でわかるブランドになっている。個人的には、Galaxy Watch8 Classicのような回転ベゼル付きの「時計らしい時計」デザインの方に惹かれる。この辺りは完全に好みの話だが。
それでもあえてGalaxyを推す理由:地味だけど効く自由度の高さ
ここまで読んで「じゃあSE3でいいじゃん」となった人にこそ聞いてほしいのだが、私は今回もあえてGalaxyを推したい。理由は、細かい部分を自分好みに変えられる自由度がGalaxyの方が圧倒的に広いからだ。iPhoneに慣れていると気づきにくいので、一つずつ「iPhoneと何が違うのか」を説明する。
- ロック画面の天気演出:Galaxyには「フォトアンビエント壁紙」という機能があり、自分が設定したロック画面の写真に、実際の天気(雨や雪)をリアルタイムで重ねて表示できる。iPhoneの「ダイナミック壁紙」は時間帯で色味が変わるだけで、天気とは連動しない。
- Wi-Fiの自動オフ:Galaxyには「登録した場所(自宅など)から離れたら自動でWi-Fiをオフにする」という標準機能があり、GPSを使わない省電力な方式で実現している。iPhoneには同等の標準機能がなく、自分で「ショートカット」アプリを使って似た動作を組む必要があり、しかもバッテリーを多く消費しがちだと言われている。
- 通話の録音:iPhoneは通話を録音すると「この通話は録音されています」という音声が双方に流れる仕様が必須になっている(Apple公式の仕様)。Galaxyにはこの強制通知がなく、しかも「通話の自動録音」を設定しておけば、録音ボタンを押す必要すらなく全通話(または未登録番号のみ等、条件を絞ることも可能)が自動で保存される。ちなみに同じAndroidでもGoogle純正の電話アプリ(Pixelなど)は録音時に相手へアナウンスが流れる仕様なので、この無音の自動録音はGalaxy独自の強みと言える。しかもGalaxy AI(S24以降)には録音した通話を自動で文字起こし・要約する「文字起こしアシスト」機能もあり、録って終わりではなく後から読み返せる。
- アイコンの並べ方:Galaxyはホーム画面・アプリ一覧・フォルダそれぞれで「縦横何個ずつアイコンを並べるか」を自由に設定できる。iPhoneは基本的に決まったレイアウトのままだ。
- ウィジェットの大きさ:Galaxyはウィジェット(時計やカレンダーなど、ホーム画面に置く情報パネル)を4×4マスまで拡大できる。iPhoneは「小・中・大・特大」という決められたサイズから選ぶだけで、自由な拡大はできない。
- 通知とコントロールセンターの表示:iPhoneは画面の左上をスワイプすると通知、右上をスワイプするとコントロールセンター(Wi-Fiや明るさの操作パネル)が出る、という具合に常に分かれている。Galaxyは最新のOne UI 8.5で「分けて表示」と「まとめて表示」を自分で選べるようになった。まとめておきたい人はまとめられる、というのがポイントだ。
- 電源ボタンのショートカット:Galaxyは電源ボタン(サイドキー)を2回押ししたときの動作に、好きなアプリを割り当てられる標準機能がある。私は「Google Pay」と「録音機能」を割り当てて使っている。長押しの動作は標準だと「Bixby」「電源オフメニュー」に限られるが、Samsung公式のカスタマイズアプリ「Good Lock」をインストールすれば、長押しにも任意のアプリを割り当てられるようになる。iPhoneの無印モデルにはこうしたカスタムボタンの機能自体がなく、同様のものは上位モデルの「アクションボタン」(電源ボタンとは別の専用ボタン)でしか使えない。
一つ一つは地味だが、毎日触るものだからこそ、この積み重ねが効いてくる。
Galaxyに乗り換える際の注意点:Google Payの対応ブランドの少なさ
一つだけ注意しておきたいことがある。Apple PayとGoogle Payを比べると、対応するカードブランドはGoogle Payの方が少ない。Apple PayはJCBやAmerican Expressのタッチ決済にも対応しているが、Google Payは基本的にVisaのタッチ決済が中心だ。電子マネーもPASMOはApple Payのみの対応、逆に楽天Edy・nanaco・WAONはGoogle Payのみの対応と、非対称になっている。私自身、妻が使えると思っていたブランドがGoogle Payで使えず、地味にショックを受けた。乗り換え前に、自分がよく使うカード・電子マネーが対応しているか確認しておいた方がいい。
検証項目
| 評価軸 | 判定 | 詳細 |
|---|---|---|
| 価格満足度 | ◎ | 処理性能で同格のiPhone 17 Proより43,400円安い。中古のS24ならさらに抑えられる |
| 育児との相性 | ◎ | Galaxy Watchとの連携がスムーズ。ぴよログ・SwitchBot操作も可能 |
| 導入・セットアップの手間 | △ | Google Payは対応ブランドがApple Payより少なく、乗り換え前の確認が必要 |
| カスタマイズ性 | ◎ | ロック画面・ウィジェット・電源ボタンなど、自分好みに変えられる範囲が広い |
総合判定
合格。ただし「iPhoneのままでいい人」がいるのも事実。
Apple Watch SE3でも、ぴよログ・SwitchBotの操作は十分にこなせる。それでも私がGalaxyを推すのは、毎日触る部分の自由度の高さに価値を感じているからだ。本命は新品のGalaxy S26、予算を抑えたいなら中古のGalaxy S24も選択肢に入る。