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新生児期は、とにかく時間がない。授乳、寝かしつけ、家事、そして自分の睡眠時間の確保。ひとつひとつの動作にかかる時間を少しでも削れるかどうかで、消耗の度合いがまったく変わってくる。品質管理の仕事をしていると、工程のどこにボトルネックがあるかを見極めて、そこだけ集中的に手を打つという発想が染み付いているが、新生児期の育児にもまったく同じことが言えると感じた。
このブログでこれまで検証してきたグッズの中から、「授乳」と「寝かしつけ」という新生児期の2大タスクで実際に使って助かったものを3つ、まとめておく。基本的には余裕があるうちに早めに揃えておくのがおすすめだが、ネムリラのような高額品だけは無理せず予算と相談で、というのが正直なところだ。それぞれ詳しいレビュー記事もあるので、気になったものはあわせて読んでほしい。
3つをざっくり比較
| 商品 | 効いた悩み | 価格帯 | 詳しいレビュー |
|---|---|---|---|
| 母乳実感(哺乳瓶) | 哺乳瓶が重くて夜中の授乳がつらい | 数百〜数千円台 | こちら |
| アイリスオーヤマ 電気ポット | ミルクを作るたびにお湯を沸かすのが面倒 | 1万円前後 | こちら |
| ネムリラ コードレスAUTO SWING | 抱っこしないと寝ない・寝かしつけに時間がかかる | 数万円台 | こちら |
授乳を楽にする:母乳実感(哺乳瓶)
結論として、哺乳瓶は樹脂製の「母乳実感」160mLサイズが夜間授乳の腕の負担をいちばん減らした。ガラス製より明らかに軽く、片手で何度も持つ夜中にこの差がはっきり効く。
哺乳瓶選びで最初に沼ったのが、ガラス製かプラスチック製かという問題だった。うちが行き着いたのはピジョンの「母乳実感」の樹脂製・160mLサイズ。決め手は圧倒的な軽さだった。夜中に何度も哺乳瓶を持つことを考えると、この差は地味に効いてくる。本数は4本、まずは小さいサイズから始めるのがおすすめだ。
詳しい比較の経緯はこちらの記事にまとめている。
哺乳瓶はガラスとプラスチックどっちがいい?沼った末に「母乳実感」に行き着いた話
この検証ログを読む →調乳を楽にする:アイリスオーヤマの電気ポット
結論として、夜間のミルク作りはアイリスオーヤマの電気ポット(IAHD-222-B)で一気に楽になった。やかんでお湯を沸かして湯冷ましで冷ます工程が1回あたり5〜10分、新生児期は1日8回前後の授乳があるので、単純計算で毎日30分〜1時間はこの待ち時間に消えていた。それがスイッチひとつでゼロになる。
ミルクを作るたびにお湯を沸かす手間をなくしたくて導入したのが、アイリスオーヤマの電気ポット(IAHD-222-B)。一度沸騰させたあと80度をキープしてくれるので、夜中でもスイッチひとつでミルクが作れる。同じお湯から湯冷ましも作れるので、一台で二役こなせるのもポイントだった。8ヶ月使った上での結論は「安いモデルで十分」だった。
詳しいレビューはこちらの記事にまとめている。
調乳ポットはアイリスオーヤマの安いモデルで十分?IAHD-222-Bを8ヶ月使った結論
この検証ログを読む →寝かしつけを楽にする:ネムリラ コードレスAUTO SWING
結論として、ネムリラは寝かしつけに拘束される時間そのものを減らしてくれた。オートスイングに任せている間は両手が空くので、その間に自分の食事や家事を片付けられる。抱っこ一択だった頃とは負担がまるで違う。
寝かしつけに関しては、コンビの電動ハイローチェア「ネムリラ」が「神」だった。最初はオートスイングだけでは寝ないことも多かったが、訪問看護の助産師さんから「オートスイングが切れる前に、手でチェアを大きく揺らしてあげるとよく寝る」とアドバイスをもらってから、寝つきが劇的に変わった。コードレス版とコンセント版があり、価格差はあるが用途に応じて選べるのもポイントだ。
詳しい経緯と型番の選び方はこちらの記事にまとめている。
コンビ ネムリラは上位モデル不要かも|8万円版を使った結論・寝ない時のコツ・いつまで使えるか
この検証ログを読む →ネムリラ コードレスAUTO SWINGをチェックする
※実売価格は上表のメーカー希望小売価格より安くなっていることが多いです。最新価格はリンク先でご確認ください。
電動ハイローチェア以外の選択肢も含めた寝かしつけの手法全体は、寝かしつけの方法を月齢別に使い分けるコツにまとめている。
グッズ選びで意識したこと
グッズ選びで意識したのは、「なぜそれが効くのか」を理解してから買う、この一点だけだ。根拠なく選んだグッズほど「結局あまり使わなかった」となりやすい。
新生児期は、余裕のなさゆえに「なんとなく良さそうだから」でグッズを選びがちになる。実際うちでも、新生児用の靴下とミトンは「あると便利そう」で買ったが、ほとんど出番がないまま終わった。
この3つに共通しているのは、「なぜそれが効くのか」という理由まで納得した上で選んだという点だ。電気ポットのように出産前の情報収集で先回りして揃えたものもあれば、哺乳瓶のように種類の多さに直前まで悩み抜いて選んだものもある。逆に、理由が曖昧なまま「あると便利そう」で選んだものは、うちではあまり活用しきれていない。口コミの星の数だけを見て決めるより、自分の悩みと照らし合わせて「なぜこれが効くのか」まで一段掘り下げてから選ぶ、というひと手間が結局は近道になる。
1日の中でこれらの工程が何度繰り返されるかは、新生児のお世話、1日の流れで工程表として整理している。
まとめ:高額品だけは無理せず
3つとも新生児期の負担を減らしてくれたグッズだが、実は買った経緯はそれぞれ違う。電気ポットは、出産前に「よくある困りごと」として情報を集めていたので、先回りして揃えておいた。哺乳瓶は逆に種類が多すぎて最後まで悩み、購入は出産直前になった(産院で使っていたものに合わせるという考え方もある)。本数についても、最初に買った分では実際に運用してみると足りず、後から買い足すことになった。振り返ると、哺乳瓶や電気ポットのような数千円〜1万円台のものは、悩みすぎず余裕があるうちに早めに揃えておいて損はない。
一方でネムリラのような数万円台の高額品は、無理に自腹で購入する必要はない。うちの場合は、出産祝いとして両親にお願いして買ってもらった。型番やオプションは自分で選んだが、購入自体は贈り物という形だ。高額なベビー用品ほど、出産祝いの候補としてリクエストしてみるのも一つの手だ。また、新生児期しか使わないと分かっているものは、ベビー用品のレンタルサービスで数ヶ月だけ借りて、購入と費用を比べてみる価値がある。
このブログでは、今後も新しく困ったことが出てくるたびに、同じような視点でグッズを検証していく予定だ。このまとめページも、新しい検証記事が増えるたびに随時追記していこうと思う。同じように新生児期を手探りで過ごしているパパの判断材料に、少しでもなれば嬉しい。気になるグッズがあれば、まずは詳しいレビュー記事の方も覗いてみてほしい。