INDEX — 目次
娘が生まれたのは2026年春。出産に合わせて、約2ヶ月の育休を取った。「なんとかなるだろう」と思っていたが、甘かった。
シフトを組んだ理由
新生児は3時間おきに起きる。これを夫婦どちらか一方が全部背負うと、確実にどちらかが倒れる。そこで最初の週にざっくり決めたのが、この時間割だった。
- 2:00〜10:00:私の担当
- 10:00〜18:00:共同(買い出し・家事は基本的に私、母乳以外は妻に休んでもらう)
- 18:00〜2:00:妻の担当
特に育休の最初の1〜2週間は、妻の体調が万全ではなかった。出産に伴う傷が癒えるまで、本人にしか分からないつらさがあったはずで、日中の家事・買い出しはできる限り私が引き取ることにした。
育休前半:「交代」が事件だった頃
育児記録アプリを読み返すと、育休前半は「交代してからちょっとしてぐずついた」「パパが初めて一人でオムツ交換できました!」のように、私の行動がいちいち書き残されている。それだけ、ひとつひとつの動作が手探りだった証拠だと思う。
正直、父親として家事育児をやっていると、役割上どうしても自分の負担と睡眠時間が削られる場面が増えて、不満が溜まりかけたこともあった。ただ、妻には妻にしか分からない大変さがあるはずだと思うと、そこは飲み込んで支える方に回った方がいい、というのがこの2ヶ月で学んだコツだ。
2:00〜10:00担当、地味につらかったこと
夜中のシフトは、実は「拘束時間が長い=つらい」わけではなかった。新生児のうちは授乳の合間はよく寝てくれるので、こちらも添い寝で一緒にうとうとできる時間は意外とある。
本当につらいのは時間の長さより、細切れにしか眠れないことだった。3時間おきに起こされる生活は、トータルの睡眠時間が多少確保できていても疲労感がまったく違う。ここは経験するまで実感が湧かなかった注意点。
育休後半:ログから「パパ」が消えた
面白いことに、育休後半の育児記録を見返すと、私の行動を名指しする記述が激減していた。前半によく出てきた「パパ」という言葉が、後半はほとんど出てこなくなっていた。
これは体制が崩れたわけではなく、むしろ逆だ。わざわざ書き残すほどの「事件」ではなくなった=役割分担が生活の一部として定着した、ということだと思う。
ただし睡眠データ(Galaxy Watchの睡眠スコアは0〜100で表示され、数字が低いほど睡眠の質が悪かったことを示す)を見ると、単純な右肩上がりの話でもない。(このGalaxy Watchへの乗り換え経緯や使用感は別記事でレビューしている。)育休後半の方が、平均睡眠スコアはむしろ低かった。
理由は、育児そのものへの負荷ではなく、別の種類の変化にあったと思う。生後1ヶ月を過ぎる頃から、娘は少しずつ外出できるようになる。それまで家の中で完結していたルーティンが崩れ、外出の準備・移動・慣れない環境への対応という新しい変数が加わる。育児の手順そのものには慣れてきても、この時期はこの時期で別のしんどさが生まれるのだと思う。
象徴的だったのが、娘が生まれてちょうど一ヶ月が過ぎた週末。1日目は妻の友人が遠方から来てくれて娘を紹介し、娘にとってまだ数回目の外出を経験した。その翌日も、妻の通院と娘の予防接種が重なり、バタバタが続いた2日間だった。大変だったが、娘の外出デビューのきっかけにもなった週末でもある。
HUAWEI WATCH GT2 Pro → Galaxy Watch 8 Classic 乗り換え検証|ケースの傷対策つき
この検証ログを読む →境界があいまいだったこと
正直に言うと、当時は睡眠スコアを見ながら「今日はどっちが多めに休むか」を夫婦で相談する、というところまではできていなかった。感覚だけで「疲れてる/疲れてない」を言い合うのは、地味に角が立つ。
今振り返ると、Galaxy Watchの睡眠スコアのような客観的な数字を、毎朝の体調確認の目安として最初から取り入れておけばよかったと思う。特に、ワンオペの時間帯(妻が娘を一人にできず入浴が18時以降にずれ込む日など)は私の担当時間との境目があいまいになりがちで、そこが地味にストレスだった。
後輩パパへのコツと注意点
- 時間で区切る:「疲れたら交代」ではなく、時刻で機械的に区切る方が揉めない。あいまいさは地味にストレスになる
- 日中の家事・買い出しは父親が引き取る:産後の体調不良は本人にしか分からない部分が大きい。せめて日中は妻を休ませる前提で動く
- 夜間担当は「長さ」より「細切れ」がつらいと心得る:新生児期は添い寝できる時間もあるが、3時間おきに起こされること自体が疲労の正体
- 最初の1〜2週間は完璧を目指さない:一番きつい時期はどちらかに負担が偏っても仕方ない、と割り切る
- 記録アプリだけでなく、体調管理アプリ・ウォッチも併用する:育児記録は子どもの状態は分かるが親自身の状態は残らない。睡眠スコアのような客観的な数字が、夫婦間の「休む・休ませる」判断の助けになる
- 細切れ睡眠の”ながら聞き”には骨伝導イヤホンが相性よかった:夜間の授乳待ちや家事の合間に、耳をふさがず音を聞けるのが助かった(Shokz OpenFit Proのレビュー)。抜けない疲れには栄養剤にも頼った(キューピーコーワゴールドαプレミアムのレビュー)。
- ワンオペ時間帯は代替プランを用意しておく:入浴タイミングがずれ込むなど、シフトの境界がにじむ場面は必ず出てくる
抱っこやバランスボールなど、寝かしつけの具体的な手法は寝かしつけの方法を月齢別に使い分けるコツに別記事でまとめている。
授乳を起点にした1日の工程そのものは、新生児のお世話、1日の流れに別記事で整理している。
総合判定
合格。ただし改善の余地あり。
品質管理の言葉を借りるなら、「指摘事項」にはならないが、指摘事項未満の観察所見レベル。次があるなら、シフトの境界をもう少し明確にする仕組み(アラームやタイマーの活用など)を試してみたい。